ネットではグンマーと言われ、2013年には(新潮社)のウェブコミック配信サイト『くらげバンチ』に井田ヒロト氏による『お前はまだグンマを知らない』の連載がスタートし、話題となった。そして2017年にはドラマ化、映画化され、2018年4月からアニメがスタートする。
今やネタとなっている群馬県だが、実際はどのようなところなのか?そして東京との違いはなんなのか?
群馬県出身の私が体験した事例を元に紹介していきます。
群馬県ってどこにあるの?
群馬県は関東地方の北関東にあります。
内陸地帯で、県の形がある動物に似ていることでも有名です。
ほら。鶴に似ていませんか?
山に囲まれた土地
赤城山、赤久縄山、浅間山などなど、群馬百名山と言われるほど周りが山で囲まれている土地。故に「秘境」という言葉がでてきたのでしょう。
山に囲まれているため風が強く、雷雲ができることとしても有名です。
上毛かるた
群馬県の特徴を50音にした、かるたです。
毎年1月の予選大会の後、2月に行われる上毛かるた県競技大会に向けて、群馬県内の子供たちは、冬休みを利用するなどして練習に励む。そのため、子供時代を群馬県で過ごした人は、上毛かるたの読み札をほぼ暗記していることが多い。したがって、県特有の郷土かるたが存在し、それが県民に広く親しまれている地域は群馬県のみであると云う事実を、成人になって知る場合もある。
”上毛かるた”『ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典』より引用
更新日時:2018年1月3日 (水) 12:51 URL: http://ja.wikipedia.org/
まさしく私も上京して、上毛かるたをみんなが知らないことに驚きました。
よく考えれば、かるたの内容は全て群馬県に関する内容なので、そりゃ県民しか知らないですよね。
当たり前だと思っていたこと
地方に住んでいる方は共感を得られると思うのですが、自分では当たり前だと思っていたことが、違う土地に行くとそれが独特なものだったと気付かされるんですよね。
東京へ上京した時に私が実際に体験したことを含めて紹介していきたいと思います。
方言
調べてみると群馬の方言って結構たくさんあるのですよね。
しかし関西弁のようにイントネーションが違うわけでもなく、時代の流れもあり現在はそこまで使われていません。
では実際に今でも使われている方言をいくつか紹介します。
あーね
これ本当によく使います!
人によっては「あねあねあね」と連呼する人もいましたね。(笑)
『なるほどね』や『そうなんだ』という時に使います。
私も上京した時に、「あーね」と返事をしたらどういう意味?と言われ、今までそんなことを聞かれたことがなかったので「あーねは、・・・あーねだよ。」と返事をして、そこで初めてこれって方言なのか。と気付かされました。
〇〇たんさ
語尾に出てくる言葉です。
使い方としては「昨日デパートで友達にあったんさ、そしたら向こうの家族と初めてあったんだよ。」
最後の部分もたんさを使う人もいますが、多いのはこの使い方ですね。
〇〇がな・〇〇がん
これは会話の最後に出てくる言葉で、主に男性が使う人が多いです。
「明日やるって言ったがな」「洗っとけって言ったがん」
『〜じゃん』と同じですね。
怒った時によく使う感じですかね。
私も本気で怒るとたまに出ます。(笑)
数え方と挨拶
子供時代、お風呂で数を数えるってよくやりましたよね?
またお子様がいる方は一緒に数えたり。
その数の数え方がちょっと独特なんです。
まず1から10までは皆さんと同じなのですが11から19まで!!この数の数え方の抑揚がすごいんです。
一説によると群馬の八木節という祭りがあるのですが、その歌からこのような数え方になったのでは?と言われております。
なんだかメロディがついているような数え方なんですよ。お知り合いに群馬県民の方がいたらぜひ数えてもらってみて下さい!
起立、注目、礼
『お前はまだグンマを知らない』でも出てきている内容です。
学校で授業を受ける前、この掛け声で挨拶をします。
漫画を見たときはびっくりしました。学生時代など、遠い昔になって今この事実を知るなんて・・・。
おそらく注目は、先生に注目。という意味だと思うのですが。礼は誰にするのか、などの意味合いでもあるんでしょうね。
自動車保有率1位
一家に一台ではなく、一人一台持っている家庭が多いです。
どこへ行くにも車での移動が当たり前となっていますね。
私が帰郷し、友達と近くのお店に合流した時、家から距離が約300メートルだったので歩いて行ったのですが、友達から「お前歩いてきたの!?」と驚かれました。
300メートルって歩いて約5分ぐらいです。東京の方は、逆にその距離に車を使うことにびっくりですよね。(笑)
様々なドライブスルーサービス
さて、このように車の利用頻度が高いことから、群馬県では様々なドライブスルーがあります。
銀だこ、クリーニング屋、薬局、そして眼鏡屋まで。
なかなか珍しいですよね。
群馬に行く時には、車で行くとより一層楽しめるかもしれませんね!
まとめ
色々とネタになっている群馬県ですが、ネタの起源はほとんどが事実です。
(アフリカとかの画像は違いますよ!笑)
井田ヒロト氏による『お前はまだグンマを知らない』の中には群馬県民も知らなかったり、これって群馬だけなんだ!と気付かされる内容がたくさんあります。
私個人としては、これにより群馬に興味が少しでも沸いてくれるのであれば、多少はネタにされても嬉しいものです。
そしてそんな群馬に興味が沸いた方、焼きまんじゅうやとりめしなど、美味しい食べ物もたくさんありますよ!
是非一度、群馬県に遊びに行ってみてはいかがでしょうか。