2018年7月14日に行われた、高校野球選手権岩手大会の3回戦が行われました。
そして、大谷二世と話題となった大船渡が西和賀に敗れましたね。
今年強豪とも言われていた、大船渡を破った西和賀高校について調べてみました。
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西和賀高校ってどんなチーム?
大船渡を破った西和賀は一体どんなチームなのか。
西和賀高校の野球部の部員は9人のみでそのうち3年生は5人です。
今回の岩手大会では11人という少人数で出場しています。
高校野球は登録選手が9人いれば出場は可能ですが、途中で1人でも負傷退場などがあった場合、没収試合になってしまう為、それを防ぐ為に11人で出場しています。
野球部員が9人という事は、残り2人は野球部ではない事になる訳ですが、その2人はなんと「ボート部」からの助っ人なんです。
あんまり野球とは関係はないですが、助っ人を考えると同じ球技をやっている部活や足の早い選手という事で陸上部から助っ人を呼ぶ事はありそうですが、ボート部というのが凄いですよね!(笑)
なぜこんなに部員が少ないのか?
それは、西和賀町は人口約5800人で人口減少に悩まされています。
少子高齢化と、地方の過疎化による影響ですね。
今回の岩手大会での躍進で、町おこしの期待も懸かっているようです。
西和賀高校の生徒数は2018年6月時点で、男子53名、女子50名、計103名という小規模な高校なんですよね。
少人数の高校なので部活も、野球部意外には、「陸上競技部」「女子バレー部」「卓球部」「ボート部」「ソフトボール部」「バトミントン部」「美術部」「吹奏楽部」が全ての部活動のようですね。
ソフトボール部から助っ人を頼めなかったのでしょうか(笑)
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メンバー紹介
西和賀高校のメンバーはこちらになります。
引用:スポニチ
高橋幸都
高橋聖成
高橋雅和
高橋悠希
高橋大樹
国谷征則
南川晃徳
東哉太
照井真
三浦海都
照井凜平
伊藤貴樹監督
このメンバーの内、ボード部を除く9名の中には3年生が5人います。
この大会が終われば1・2年生の野球部は4人のみ…
つまり秋季大会からは、西和賀高校として、出場は出来なくなり、連合チームで出場することを余儀なくされています。
また岩手県では24高が部員9人以下となるのでそれらの高校が連合チームを組んでの試合となりそうですね。
西和賀高校という名を背負って出場できる最後の大会なので頑張って欲しいですね!
そして個人的に気になったのは登録選手11人の内、5人が高橋という名前という所です。(笑)
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ボート部の2人は三浦と照井
まず背番号10をつけるのは三浦海都(みうらかいと)選手。
三浦選手は中学時代に捕手としてプレーしていたそうで、経験者なんですね。
ボート部から呼ばれた理由はここにあったのかもしれません。
実際に、三浦選手は「このチームで一緒に野球をしてみたかった」と答えています。
そして背番号11をつけるのは同じくボート部の照井凜平(てるいりんぺい)選手。
照井選手に関しては野球経験はないようですが、50メートルを6秒5で走る足の速さが特徴です。
足が速ければ、ボールをバットに当てて転がせれば塁に出れる可能性はかなり上がりますから、そういった所を考えてかもしれません。
簡単に身に付くものではないですが、自分なら短期集中でバントのみの練習をさせて、セーフティバントをさせますね(笑)
そんな照井選手は出場に関して「不安はありません」と頼もしいコメントをしています。
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西和賀高校は甲子園出場なるか
西和賀高校は人口も少なく、甲子園出場経験はありませんが、強豪高の大船渡を破った事で、初の甲子園出場の可能性はあるのでしょうか?
初戦の紫波総合には8-1で勝ち、大谷二世と呼ばれる「佐々木朗希選手」がいる大船渡には3-2で逆転勝利をしました。
春季大会地区予選では、野球部員の9名のみで臨みましたが、選手の1人が突然の体調不良で棄権を余儀なくされ、夏は助っ人獲得に動いたという事です。
もし、棄権していなかったら春の大会でも好成績を残していた可能性もありますね。
西和賀高校が次にぶつかるのは岩谷堂高校です。
岩谷堂高校の初戦を見ると、千葉投手が打たせてとる落ち着いた投球をする選手で、宮内選手が本塁打を放っています。
西和賀高校は大船渡を破り勢いにのっていますので、勝ち進む可能性はありますね。
西和賀高校のいるブロックには強豪の一関学院がいます。
一関学院が次に戦う相手は、高田高校です。
そして、面白い事に、現在、西和賀高校の監督をされている伊藤貴樹監督は今年4月に高田高校から異動してきた監督さんだそうで、高田高校時代に、大船渡と何回も対戦していて分析が結構されていた為、大船渡に勝てたのかもしれないですね。
ただ、大船渡もボート部の助っ人を含むチームという事で、かなり油断していた可能性もありますよね。
大谷二世の佐々木朗希選手も登板していませんし、実際に6回まで完璧に西和賀を抑えていたので、更に気が緩んでいたのかもしれないですね。。。
強豪の一関学院が高田高校を破る事が濃厚ですが、もし高田高校が一関学院を破り、西和賀高校も勝ち進んだ場合、西和賀高校と高田高校が対決する事になります。
こうなった場合、高田高校の監督をしていた伊藤貴樹監督が現在、西和賀高校にいる為、相手を知り尽くしていると思うので、準決勝に進む可能性も高くなり、そのままの勢いで決勝に行ったら面白くなりそうですね!
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Twitterの反応
西和賀のピッチャーはなかなかの好投手。
— kotax (@bigKTR) 2018年7月14日
西和賀高校、川原泉の豆の木野球部を思い出した。岩手県民もびっくりの豪雪地帯だから、足腰強いのかな⁉︎
— しゅみ田 (@pittanpattan) 2018年7月14日
化け物2年生佐々木くんが負けたことばかり取り上げないで、部員数9人(+ボート部から2人助っ人)の西和賀が大船渡を倒した事もっと注目して
— yAmA (@621yama) 2018年7月14日
やはりボート部の助っ人を含む選手がいるという事で、西和賀高校が勝ち進んだ事に驚く方や、お祝いの言葉をつぶやく方が多いですね。
そして話題になっていた佐々木朗希選手がいた事で、ニュースでは見事勝利した西和賀高校よりも佐々木朗希選手の事ばかり書かれていた事に驚く声もありました。
確かに凄い選手で話題になっていた選手なのでわかりますが、そこに勝利した西和賀高校をもっと称えるべきだと思いました。
最後に
今回の高校野球夏の大会では、強豪と呼ばれる高校が次々と敗れる大荒れの大会になっているので、西和賀高校がそのままの勢いで甲子園に行ってしまうという可能性は決して0ではありません。
1回限りの勝負、何が起こってもおかしくないですからね。
もし甲子園にいったらアニメの世界の話みたいですね(笑)
この後の、西和賀高校に注目です!
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