スターバックスが2020年までにプラスチック製ストローの廃止を発表しました。
今後はプラスチックを使わないストローや、ストローなしでも飲めるように容器を改良していくのこと。
そこで、ストローの代わりになるものとタピオカ入りの飲み物に関して調べました。
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ゴミ問題から発展したストロー問題
そもそも事の発端は、ゴミ汚染問題です。
プラスチックのゴミは、700種類近い海洋生物に影響を与え、年々生物を死に追いやっています。
また、漁業で使用される漁網に絡まるなどの被害もありますよね。
さらに、フィリピンでは、通称「死んだ川」と呼ばれる川が存在しています。
マニラ湾のパシグ川
フィリピン・マニラ首都圏を流れる河川で、元々は運搬輸送などに使用されたりしていました。
引用:ウィキペディア
当時の写真を見てみると綺麗な河川ですよね。
それが、工業汚染や不法投棄によって「死んだ川」となっていまいました。
引用:ウィキペディア
生物が住むことができなくなってしまい、場所によってはゴミの架け橋までできているようです。
現在では川の再生計画が発足されていますが、ゴミの被害は深刻化しています。
その中でもプラスチックは、燃やすと有害物質が出るし、土に還るのも他のゴミに比べ非常に残りやすく問題視されています。
スターバックスでは、ストローの使用量は年間数十億と非常に多く、今回のストロー廃止の流れとなったのですね。
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ストローの代わりになるもの
ストローの代わりになるものは何があるのでしょうか?
海外のスターバックスではストローを使わないカップのフタが使われています。
セブンのコーヒーなどで、ホットの時のフタも同じような物ですよね。
ただ、フラペチーノなどはこのようにカップに口をつけて飲むというのは難しいですよね。
そこで、米マクドナルドでは、紙製のストローを使用して、プラスチックストローの代用品としています。
他にも全世界でストローの代用品はないのかを模索する人が急増しました。
代用案をいくつか紹介していきます。
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・紙製のストロー
先ほども紹介しましたが、すでに米マクドナルドで採用されている方法です。
実際に企業が採用していますし、スターバックスでも紙ストローが試験的に導入されるようです。
使い捨てという意味では一番理にかなっている形ですね。
・パスタで代用
ブカティーニというパスタをストローの代わりとして代用。
直径2〜3mmの長いパスタです。
改良をすればパスタをストロー専用として使えるかもしれませんね。
問題は、小麦粉を原料としているので、企業が採用するとしたら小麦粉の原料不足に陥ってしまわないかという点ですね。
・LOISTRAW
LOLISTRAW! Edible! Compostable! Degradable! Straw! https://t.co/ez13Rvb4O5 pic.twitter.com/7sW70gLjyP
— Just Tweet It! (@MashedDotCom) 2018年7月10日
なんとこのストローは、「食べられるストロー」をキャッチフレーズに作られたものです。
原料は「海藻」です。ストローには味がついており、ローズ、マンゴー、ゆず、パロサント(香木)、バニラなど様々です。
海藻で作られているので食物繊維もとれるという健康的なストローですね。
また、飲み物によってストローを食べながら飲むという新しい飲み方もできます。
・長ネギ
これはほぼネタです。(笑)
海外で試されていましたが「不味くてとても飲めたものではない」とのことでした。
ですよね。(笑)でも、何か新しい発見をするにはこういう発想も必要になるんでしょうね。
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タピオカ入りの飲み物はどうなる?
ストローが完全になくなるとなれば、タピオカ入りの飲み物はなくなってしまうでしょう。
ただ、プラスチック製以外の代用ストローがすでに開発されているので問題はないと思われます。
また、スプーンを支給すればいいとの意見もありました。
結局スプーンもプラスチックじゃ意味ないじゃん。と思うのですけどね。(笑)
最後に
ストローの代わりになるものをご紹介しました。
スターバックスではカップを改良したものと、紙ストローで代用の2パターンで展開していくものと思われます。
他にも食べられるストローなど、様々な方法がありました。
プラスチック関係でいうと、ビニール袋の廃止に伴い「マイバック」が浸透していますよね。
もしかしたら「マイストロー」という文化がそのうち来るのかもしれませんね。