４月９日に、フジテレビの月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」が放送されました。
「リーガルハイ」の吉沢良太監督作品ということもあり、爽快コメディドラマとしてとても面白かったですね。
1話を見て思ったんですが、リーガルハイとの共通点などがあったので紹介していきたいと思います。
また、この記事にはコンフィデンスマン第一話のネタバレを含みますのでご注意ください。
第一話の振り返り
プロローグ
「K」というホストクラブのNo1ホストの心人（東出昌大）と、そのホストクラブの社長を務める矢代久美子。
２人は大金が入ったバックを持ち、タクシーである場所へと向かいます。
とあるバーに入り、奥の扉へと進む２人。その場所は裏カジノだったのです。
カジノの名前は「THE BIG STORE」
引用：コンフィデンスマンJP第１話より
オーナーを務めるのは夜桜の麗という女性（長澤まさみ）
矢代久美子はこの裏カジノの常連で、カジノ内でも人気の賭博、丁半で博打をすることに。
丁半の壺振りをするのは政吉（小日向文世）
矢代久美子は、夜桜の麗から店のサービスとしてチップをもらい、この丁半に参加します。
そこで彼女は丁半で全て当て続け、チップはどんどん膨れ上がります。
だんだんと顔色が変わる夜桜の麗。
実は１日前、矢代久美子は壺振りの政吉をおびき寄せ、寝返りの計画を持ちかけていたのです。
「そろそろお帰りになられては？」と夜桜の麗が話しかけます。
心人が「金が払えないから帰れっていうのかよ？」と反論。
すると夜桜の麗は奥の金庫を開けて現金１億円を見せて「常に現金１億円は準備してあります」と反撃します。
しめたとばかりに矢代久美子は「最後に人勝負だけさせてちょうだい。チップ全部と、この持ってきた現金１億円を掛けて」
夜桜の麗は「額が大きすぎて受けるお客様が・・・」と答えるも、心人が「あんたは１億持ってるんだろ？」と、夜桜の麗自らが博打に参加するようけしかけます。
これに乗った夜桜の麗、ここまでは矢代久美子の思い通り。
しかし、夜桜の麗が「その代わり、壺振りを交換してちょうだい」との提案が・・・。
結局、壺振りは夜桜の麗が行うこととなり勝負がスタート。
しかし壺振りは、出る目が決まっているサイコロをいくつも仕込んでおり、あらかじめ丁半どちらが出るかは決まっているというのです。
政吉は横で夜桜の麗の壺振りを見て、矢代久美子にサイの目を教え、見事に的中。
夜桜の麗は敗北するも、「これは私のお金よ！」と食らいつく。
その時、カジノに警察が侵入！！
夜桜の麗は勝負に負けたこともあり興奮状態。
脇にあった刀を取り出し、警察に向かって襲い掛かります。
警察は銃を取り出し発砲・・・
夜桜の麗は血を流し倒れてしまいます。
矢代久美子は恐れおののき、現金を置いて現場から逃げ出して行きました。
と、ここまで書いてきましたが
この物語、全部ウソなんです！！
夜桜の麗ことダー子が全て仕掛けた演出だったのです。
全ては矢代久美子の持ってきた１億円を奪うため。
引用：コンフィデンスマンJP第１話より
カジノで遊ぶ客は全員雇った人。警察官ももちろん仲間、そしてカジノ自体が作り上げたものなんです。
そしてこの仕掛けのキーマンとなった心人はボクちゃん、政吉はリチャードです。
とまぁ、長々書いてきましたが、ここからが本当の物語スタートなんですよね。
ここからはサクサクと進めていきましょう。
（本編）ゴットファーザー編
ダー子とボクちゃん、そしてリチャードが狙うのはゴットファーザーこと赤星栄介（江口洋介）です。
表向きは公益財団法人の会長で、慈善活動などに勤しむ優しいおじさん。
裏の顔はヤクザの黒幕、別名日本のゴットファーザー。
ある一人の男が、工事着工の為に邪魔になっている団子屋を潰して欲しい、と赤星にお願いをします。
団子屋にヤクザが押しかけこの店は食中毒のダンゴを売っていますよー、と悪評を流し店を閉店へと追い込んでしまいます。
そして、その男から大量のお金を受け取る赤星。
仲間を大切にして、鉄の結束を重んじており、どんなに可愛がった人でも裏切ったら絶対に許さない。
裏世界で金を膨大にかき集め、脱税したお金がたんまりと眠っています。
ところがここ最近、税関に追われている気配があちらこちらで見かけていて、赤星はそのお金を海外に流したいと思っています。
そこを狙ってダー子は、そのお金を奪おうと計画を起こします。
リチャードが船舶員に変装し、赤星に接近して信頼を得て、お金を海外に流す手助けをしようとします。
ところが・・・。
ダー子とボクちゃんが見たものは、病室で目を閉じ、包帯まみれになっているリチャードでした。
作戦は失敗、赤星に見破られ、リチャードは袋叩きにあってしまいます。
私のせいだ、と落ち込むダー子。ボクちゃんはリチャードの敵討ちをしようとダー子を説得し作戦を練り直します。
その作戦は、海がダメなら空で攻める！！
赤星を騙すには付け焼き刃じゃダメ。本物にならなくては騙せないほどの相手なのです。
ダー子は猛勉強をして、本物のキャビンアテンダントになります。
そう、ダー子はあらゆる専門職を短期間でマスターできる才能を持っているのです。
「それだけ努力する才能があるなら、真面目に働いても成功するよ。」とボクちゃんに突っ込まれますが
「そんなの才能の無駄遣いじゃない。」と言い返すダー子。個人的に名言だと思いました（笑）
そして見事赤星との接触に成功するダー子とボクちゃん。
ダー子は、お金の密輸を強制させられているキャビンアテンダント。
ボクちゃんは、空港会社の社長のダメ息子に扮装しています。
赤星の信頼を得るために、まずはお試しでブツを運べと頼まれる２人。
海外の空港には赤星から話をつけてある、とのこと。
日本の空港をうまく抜け出せるかを赤星は試していました。
そして赤星は、２人に２つの絶対にしてはいけないことを言いました。
それは、中身を知ることと、赤星の名前を出すこと。
海外に密輸するのに使う空港は、いわき空港と言う小さな空港がいい、とダー子は赤星に提案します。
そして、ダー子とボクちゃんは見事に海外へブツを運ぶことに成功。
のはずが・・・。
海外の空港でなぜか捕まってしまいます。
ダー子はその場を逃げましたがボクちゃんは尋問を受けます。
ブツの中身はなんと覚せい剤だったのです。
誰に頼まれた？と尋問されるボクちゃん。
言わなければお前は死刑だぞ、と脅されますが
ボクちゃんは赤星の名前を出さず、牢屋へと捕まってしまいます。
もう終わりだ、そう思うボクちゃんの元に一人の男が・・・。
「金でカタつけたよ」と赤星が目の前に。
泣き崩れ、抱きつくボクちゃんに赤星は
「お前は裏切らなかった、お前は真のファミリーだ。」
なんと赤星は、わざと捕まえて本当に裏切らないかを試していたのです！
なにはともあれ赤星の試験を見事に合格した２人。
いよいよ赤星の隠し財産の密輸を依頼される時が。
当日は赤星と赤星ファミリーも同行するが、万が一情報がバレた場合わかってるよな？
犯人探しはしない、お前たちだ。と脅しをかけます。
空港に入ると、ダー子の予定通り国税局査察部になりすました仲間が赤星を止めます。
ダー子は調子に乗り「この人が誰かわかってるの？」と言うと
仲間の税務署の男が「わかっているよ、赤星栄介だろう？」と返します。
そんな中赤星は眉一つ動かさずに「バカンスに来ただけだよ」と一言。
「ケースを確認させていただきます」
素直にケースを開ける赤星ファミリー、すると・・・。
旅行グッズがパンパンに入っているではありませんか！
そこへ本物の警察が現れ、税務署に変装したダー子の仲間は逃げ出します。
それを追う警察。残されたダー子、ボクちゃん、赤星と赤星ファミリー。
と、新しいケースを持ったファミリーが現れケースを交換していきます。
赤星は、この事態を予測してあらかじめダミーのケースを持ち込んでいたのです！
一気に形勢逆転されたダー子とボクちゃん。
なすがまま、空港の税関を通り飛行機へと乗り込みます。
飛行機は空へと飛び立ちます・・・。
機内で赤星は２人に向かい「君達のおかげだよ。だが約束は覚えているよなぁ？」
情報が漏れた時は、お前たちだということを。
海外についたら、２人を始末すると宣告されてしまうのです。
震え上がるボクちゃん、そんな中ダー子は赤星に語りかけるのです。
「あなたの出した本読ませて頂きました。大変感銘を受けました。」
続けてダー子は赤星に向かい
あなたは信頼が大事だと言っているが、信頼しているようにはみえない。
飼い犬に首輪をはめて逃げられないようにしているみたい・・・。
そんな話をしていた時、急にぐらつく飛行機。
バードストライクが発生したのです。
パニックになる機内、すると機内アナウンスが
「乗客のお客様にお願いがあります。不時着に備え、お客様のお荷物で重量の重い荷物を外に放出します。」
ダー子はすぐさま、赤星のお金の入ったケースを外に投げ捨てます。
怒る赤星を前に、機内アナウンスを流していた男が登場。
なんとその男は、病院で寝たきりのはずのリチャードだったのです。
お前らこの赤星をはめやがったな。
今この飛行機は鳥取砂丘の上空あたりを飛んでいるから、今からスカイダイビングで下へ降りようと提案するダー子。
ハッチを開けるダー子、しかし赤星がダー子のダイビングスーツを奪います。
そして赤星の仲間に「お前らこれ着けて下へ降りて金を取ってこい」と命令します。
しかし誰も名乗りをあげません。そりゃ飛行機から飛び降りろなんていきなり言われても無理がありますよね。
あれあれあれー？鉄則の絆はどうしたんですかぁー？
ここぞとばかりに煽るダー子
そうだ、俺は今まで誰一人信用していない。俺の金だ、誰にも渡さねぇ。
そう言って赤星は自らダイビングスーツを着て飛行機を飛び降ります。
無事に砂丘に着いた赤星、ケースまでたどり着き中身を確認すると・・・。
札の形をした紙切れが入っていました。しかも全てのケースが紙切れなのです。
では本物は？
そうです。本物のケースは飛行機内にあるのです。
空港で赤星にやられた手口を、ダー子は見事に仕返してやったのです。
さて、ここから答え合わせの時間です。
一体どこからがダー子の仕掛けだったのか？
いわき空港。この空港は存在していません。
もちろん働いている人も仕込みです。
そしてそこから飛び立った飛行機。これもチャーター便です。
公安局に狙われていると思っていた赤星ですが、この公安局、実はリチャードだったのです。
赤星をターゲットにしたのはお金を海外に出したいと思っていたからではなく
お金を海外に出したいと思わせるように、ダー子は仕向けたのです。
つまり赤星をターゲットにするとボクちゃんに宣言する前からダー子は計画を実行していたのです。
で、リチャードはなぜ飛行機に乗っていたかというと
そもそも、リチャードは赤星にリンチになどされていなかったのです。
しかし、赤星に接触していたのは本当です。
赤星は人を信頼することをしません。服従する人しか求めていないのです。
なのでリチャードではうまくいかず、ボクちゃんに白羽の矢が立ったのです。
そして、そのことを一つも知らないボクちゃん。
拗ねるボクちゃん。
そして赤星が潰した団子屋に、匿名で寄付金を渡して復興支援をするダー子。
リチャードが２人に今回の報酬を渡すが小銭のみ。
今回の赤星をはめるのに使用した資金が莫大で、手元には全然残らなかったのです。
足を洗う、もう会うことはない、とボクちゃんが言い放ちエンディングを迎えます。
リーガルハイとの共通点
コンフィデンスマンJPを見ていたら、リーガルハイと同じ演出？を発見しました。
それは、リチャードが赤星を騙し、ダー子が赤星を追い詰めようと船場の倉庫で待ち構えていた時。
国税局の令状を見せる練習をしていました。
このシーン、リーガルハイでも同じシーンがありましたよね。
新垣結衣さん演じる黛真知子が、無罪の令状を出す練習をしているシーンがあります。
他にもキャラクターでいうならば
ダー子は小御門と似ていますね。
もちろん主人公だからもありますが、頭のキレがいい部分はそっくりです。
ただ、小御門はお金大好きでしたが、最後に団子屋を救ったダー子は、何か裏がありそうですね。
また今回で大人気となったボクちゃんですが、リーガルハイの黛（新垣結衣）に似ていますね。
振り回されるところがそっくりでした。
リチャードは服部さんに似た立ち位置でしたね。謎が多そうです。
そして、リーガルハイで蘭丸は忍びの者として色々な敵地に侵入して情報を探っていましたが
コンフィデンスマンの３人は、まさに全員が蘭丸のような存在となっています。
で、リーガルハイでの名シーンとして毎回服部さんの豪華な食事シーンがありましたが
コンフィデンスマンでも、ダー子は美味しいものが大好きなので美味しそうな食事のシーンがありました。
また、リーガルハイで長老たちの物語、その中で新垣結衣演じる黛が、放送キャスターになりきるシーンがあるのですが
小御門が「あーあぁ、長澤まさみだったらなぁー」というシーンがあります。
そして今回の吉沢良太監督作品では長澤まさみが主演を務めています。
これは偶然なのでしょうか？気になるところですよね。
小御門は敵で登場するのか？
コンフィデンスマンの敵は全て極悪非道な奴らを成敗する。というのを目的としています。
古美門研介といえば別名、極悪弁護士とも呼ばれていました。
スペシャルなどで夢の戦いが見れる可能性もありそうですね。
また、美味しい食べ物を提供するシェフとして服部さんが出演したり
コンフィデンスマンに、リーガルハイのどのキャラクターが出てきても成立するぐらい
雰囲気が似ているので、是非とも共演を観てみたいですね。
まとめ
今回はコンフィデンスマンJPの第１話について物語を書かせて頂きました。
見逃した方などは参考にしていただけると嬉しいです。
ただ、笑いの要素や細かい部分など省略している部分もありますので
気になった方は、是非コンフィデンスマンJPをご覧になってみてください。
毎週月曜日２１時〜フジテレビで放送中です。
そしてリーガルハイとの共通点ですが
これから放送される話数でもあったら紹介していきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。